
ファスティングを始めたら、頭が痛くなった。体がだるくて仕方がない。
そんな経験をして、「自分には向いていないのかも」と諦めてしまった方が、どれほど多いことか。
でも、これだけは知っておいてほしいのです。その頭痛やだるさは、あなたの体が弱いからではありません。
それは、体が助けを求めているサインです。そして、その声に耳を傾けるために必要なのが「塩」——しかも、ただの塩ではなく、体内環境を整えるための「ミネラルの塊」です。
「断食中に塩を摂るなんて体に悪いのでは?」と思った方、今日の記事がその常識を根本から変えます。
ファスティング中に頭痛・だるさが起きる「本当の理由」
ナトリウム不足が引き起こす「血流量の変化」
私たちが食事をしない時間が長くなると、体は当然ながらナトリウムの供給が途絶えます。ここで見落とされがちな事実があります。ナトリウムは、血液の量そのものを決定する主要因子であるということです。
「ナトリウムは血液量を含む細胞外液の量を決める主要な決定要因であり、血液量や血圧を調整する多くの生理的メカニズムは、体内のナトリウム量を調整することによって機能します」
(引用:MSDマニュアル家庭版、体内でのナトリウムの役割の概要)
ファスティング中にナトリウムが不足すると、体内では次のような変化が起きます。
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血液中のナトリウム濃度が低下し、細胞外液量が減少します。
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循環血漿量が低下し、血圧が下がります。
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腎臓でレニン分泌が亢進し、血圧を維持しようとするシステム(RAA系)が活性化します。
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末梢血管が収縮し、脳が一時的な血液不足の状態にストレスを感じて、警告として痛みを発します。
この「血流量の変化」こそが、ファスティング初日・2日目によく起きる頭痛や立ちくらみの正体です。
分子栄養学の視点から見ると、ファスティング中の頭痛は「体が弱い証拠」ではなく「ナトリウム不足というシグナル」です。原因が分かれば、対策は明確になります。
マグネシウム不足で血管・筋肉が「こわばる」メカニズム
ナトリウムと同様に、見落とされがちなもう一つのミネラルがあります。
それが、マグネシウムです。
マグネシウムは体内で300種類以上の酵素反応に関与し、エネルギー産生・神経伝達・筋肉の弛緩など、あらゆる生命活動を支えています
特に重要なのが「カルシウム拮抗作用」です。
カルシウムが細胞内に流入すると筋肉は収縮し、マグネシウムがカルシウムを細胞外へ排出することで筋肉は緩みます。このシーソーが正常に機能してこそ、血管も「ほどよく緩んだ状態」を保てるのです。
ところが、マグネシウムが不足すると血管が過度に収縮(けいれん)しやすくなり、これが神経を圧迫して強い頭痛を引き起こします。

「塩分=体に悪い」は本当か?分子栄養学が示す「塩の真実」
精製塩とミネラル塩——決定的な違い
「塩分を摂りすぎると高血圧になる」——この常識は半分正しく、半分は誤解です。
正確には精製された塩化ナトリウム(NaCl)だけを大量に摂ることが問題であり、天然のミネラルバランスを保った塩は全く別です。
「食卓塩(精製塩)」は、製造過程でミネラル分がほぼすべて取り除かれ、純度99%以上の塩化ナトリウムになっています。ナトリウムだけが突出した状態では、体内のミネラルバランスが崩れやすく、カリウムやマグネシウムとの拮抗関係が乱れます。
一方で、天然の岩塩や海塩には、ナトリウムに加えてカリウム・マグネシウム・カルシウム・鉄などの微量ミネラルが含まれています。これらが「チーム」として働くことで、体内の浸透圧調節や電解質バランスが健やかに保たれるのです。
電解質バランスが崩れると、体内で何が起きるか
「電解質」とは、体内で電気を帯びたイオンになり、様々な生命機能を担うミネラルの総称です。
電解質というインフラが整っていない状態でファスティングを行うと、次のような連鎖が起きます。
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ナトリウム不足: 血液量低下により、全身への酸素供給が低下します。
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マグネシウム不足: ATP(細胞エネルギー)の産生が滞り、強い倦怠感に繋がります。
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複数のミネラル不足: 自律神経のバランスが乱れ、心が落ち着かなくなります。
ファスティング中の体は、精密な化学工場のようなもの。工場を動かすための「電解質という電力」が供給されていなければ、機械が止まるのは当然のことです。
※ファスティングのメカニズム(オートファジーの仕組みや体内で起きていること)については、
以前の記事「食べていない間に、体の中では何が起きている?細胞が蘇る「ファスティング」のメカニズムと、失敗しないための鉄則。」も合わせてお読みください。
マグマソルト(ヒマラヤブラック岩塩)の正体
80種類以上のミネラルが体内環境を整える
ヒマラヤ岩塩とは、約3億5000万年以上前の古代の海が、ヒマラヤ山脈の形成とともに地層に閉じ込められてできた岩塩です。長い地質学的な時間をかけてミネラルが凝縮されており約80種類以上の微量ミネラルが含まれているといわれています。
その中でも特に注目すべき成分が以下です。
・ナトリウム(Na):血液量・血圧の調節、細胞外液バランスの維持
・カリウム(K):ナトリウムとの拮抗作用、血圧の安定化
・マグネシウム(Mg):300種類以上の酵素の補因子、筋肉・神経の弛緩
・カルシウム(Ca):骨・歯の構成、筋肉収縮のトリガー
・鉄(Fe):ヘモグロビンの構成成分、酸素の運搬
・硫黄(S):体内の解毒・グルタチオン合成のサポート
とりわけ「マグマソルト」と呼ばれる黒色のヒマラヤブラック岩塩は、硫化水素(H₂S)を含んでいます。硫化水素は細胞保護因子として機能し、抗酸化作用のあるグルタチオンの合成を促進するとされています。
これは単なる「塩」ではありません。体内のミネラル環境を整えるための、複合的な栄養素の集合体です。
なぜファスティング中にマグマソルトが選ばれるのか
ファスティング中の体に必要なのは「できるだけ多くの種類のミネラルを、一度に、消化の負担なく補給すること」です。
精製塩(塩化ナトリウム)では、ナトリウムしか補給できません。
マグネシウムもカリウムも鉄も——体が同時に求めているすべてのミネラルは届きません。
マグマソルトは、この課題をシンプルに解決します。
一粒の岩塩の中に、多種類のミネラルが自然なバランスで含まれている
消化器官を使わずに、水に溶かしてそのまま体に取り込める
過剰に摂取しなければ、腎臓が余分なナトリウムを尿として排出してくれる
ファスティングの指導現場でマグマソルトが推奨されるのは、こうした理由からです。

※マグネシウムと疲労・ストレスの関係についてより詳しく知りたい方は、
以前の記事「ストレスに振り回されない『静かな湖面(ゼロポイント)』の作り方。鍵を握るのは、脳を安心させる『あのミネラル』」も合わせてお読みください。
実践!ファスティング中のミネラル補給ガイド
マグマソルトの正しい摂り方(1日2〜3g・約50振り)
「では実際にどうすれば?」という声に、具体的にお答えします。マグマソルトの推奨摂取量は、1日2〜3g(携帯容器の開封したてなら、約50振り)が目安です。
ポイントは「一気に摂らず、小まめに補給する」こと。
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起床後: 白湯200〜300mlにひとつまみ(5〜10振り)溶かして飲みます。
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日中: 水を飲む際に数振り加え、喉が渇ききる前に小まめに補給します。
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入浴前後: 発汗による損失に備え、水分と一緒に補給します。
水分と一緒に補給することで、体内の水分バランスを保ちながら電解質を補えます。1日1〜1.5Lの水分(白湯・常温水)を目安に、脱水を防ぎながらミネラル補給を続けましょう。

注意:ファスティング中の塩の摂取は「ミネラル補給」が目的です。過剰摂取は避け、体の声に耳を傾けながら調整してください。
玄米酵素(発酵食品)でビタミン・ミネラルをプラス
マグマソルトでミネラルの骨格を整えたら、次は「玄米酵素」で栄養の肉付けをしましょう。
玄米酵素は、無農薬の玄米・玄米胚芽+表皮・麹菌で発酵・熟成させた発酵食品です。サプリメントとは異なり、発酵というプロセスを経て生まれた「食べ物」として位置づけられています。
発酵によって何が得られるかというと——
・ビタミンB群(B1・B2・B6・ナイアシンなど)が吸収しやすい「遊離型」に変化
・マグネシウム・カルシウム・カリウム・鉄などのミネラルを食品由来の形で補給できる
・食物繊維が豊富で、断食後の腸内環境を整える準備になる
・40種類以上の栄養素が含まれており、1日推奨量の50%以上をカバー。
・ファスティング中の推奨は、30分おきに1本または、1時間に2本。1日合計30本推奨。
ファスティング期間中は白湯とともに、プチ断食中は口に含んで、よく噛み、水で流し込む形で摂取していただくと、空腹感も和らぎ、ミネラル・ビタミンの補給を同時に行えます。
マグマソルトが「ミネラルの骨格を整える」とすれば、玄米酵素は「栄養という肉付けをする」役割を担います。
この二つを組み合わせることで、ファスティング中の体内環境を丁寧にサポートできます。
まとめ——「塩」の正体を知れば、ファスティングはもっと豊かになる
今日の内容を振り返りましょう。
・ファスティング中の頭痛の主な原因は、ナトリウム不足による血流量の変化、マグネシウム不足による血管・筋肉のこわばり。
・「塩分=悪」という誤解は、精製塩(塩化ナトリウムのみ)を指した話であり、ミネラル豊富な天然塩は全く異なるもの。
・マグマソルト(ヒマラヤ岩塩)は約80種類以上の微量ミネラルを含み、体内環境を整えるサポートをする。1日2〜3g(約50振り)を小まめに水分と一緒に補給することで、脱水と電解質不足を防ぐ。
・玄米酵素(麹菌発酵の発酵食品)を1日かけてこまめに、30分に1本、または1時間に2本(1日計30本)摂ることで、ビタミン・ミネラルを食品の形で補給できる。
体内環境を整えることは、「我慢を強いる断食」を「体が喜ぶファスティング」に変えることです。
あなたの体は今日も、正直なシグナルを送り続けています。そのシグナルに、科学的な根拠を持って応えていきましょう。
※ファスティング後の回復食について詳しくは、「ファスティングは『解体』で終わらない。細胞の『建て替え工事』を成功させる、最高級の建材とは?」もご参照ください。
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本記事の内容は一般的な健康情報の提供を目的としており、医療行為・診断・治療を目的としたものではありません。
体調に不安がある場合は医療機関にご相談ください。
